2017年4月27日木曜日

中台の家3

いよいよ上棟です。
高松設計の住まいでは、
繰り返し起こる地震で木の接合部の破損が起こったり、
金具が緩んでしまったとしても、
そこから建物が倒壊しないように、
伝統軸組である渡り顎等を活用しています。


例えばこの箇所。
いくつかの梁が下の梁と組み合うようにしてあります。

瑕疵担保保険で金具は必要になってしまうのですが、
その金具が緩んだとしても上の梁に問題はありません。
それ以上に組み合わせたところでねじれを吸収できるので、
地震にも強くなっています。



屋根の野地板が張られた状態です。
手間を掛ければ良い家はできますが、
コストも掛かってしまうのは自明です。

ですが屋根の下地が出来上がった状態で、
内部の天井が完成するようにすることで、
手間を省いてコストを下げ、良い家になるよう工夫しています。



家をつくることは、家族の未来を考えることだと思います。
その想いを形として建物にも刻んでもらえるよう、
込み栓を打ち込んでもらいました。

幸せに過ごしていただける住まいになるよう、
気も引き締まります